
薄毛や抜け毛を引き起こす原因は人によって違いますし、男性と女性でも異なっています。
その原因の中でも特に大きな原因についてまとめてみました。
ストレスや生活習慣の乱れ
過度にストレスを抱えると、自律神経やホルモンのバランスを崩し、頭皮や毛母細胞へ正常な栄養補給ができなくなり、薄毛や抜け毛が進行します。ストレスが原因でよく知られている脱毛症の中に「円形脱毛症」があり、男性よりも女性に多いと言われています。
また、無理なダイエットなどで食事がおろそかになったり、バランスの悪い食事を摂ると、栄養バランスが崩れてしまい、頭皮の血行にも影響を及ぼしてしまいます。また、睡眠不足やアルコールの過剰摂取、喫煙なども血流を悪くし、頭皮や髪に栄養が行き渡らなくなる原因となります。
出産や老化によるホルモンバランスの乱れ
よく出産後に抜け毛が増えたという話を聞きますが、これは「エストロゲン」という女性ホルモンの分泌が増えたり減ったりすることと関係があります。
エストロゲンは髪の成長と深い関わりを持っています。
女性は妊娠すると、エストロゲンの分泌量も徐々に増えていき、出産まで増え続けます。しかし、産後2日目あたりから急激にエストロゲンの分泌量が減り、ホルモンのバランスが乱れることにより、出産後は抜け毛が増えることがあります。
また、加齢にともない女性ホルモンの分泌量は減少しますが、その中にはエストロゲンも含まれており、それが不足してしまうことにより髪が痩せたり抜けてしまう原因になります。
間違ったヘアケア・頭皮ケア
頭皮はもともと弱酸性に対し、パーマをかけるときに使うパーマ液はアルカリ性のため、頭皮や毛根を傷めてしまいます。
また、ヘアカラーも酸性カラーは髪が傷んでいるときれいに染まらなかったり色落ちしやすくなるため、アルカリカラーを使うことが多く、これも頭皮を傷める原因になってしまいます。
これらをくり返していると、ヘアサイクルが正常に機能しなくなる原因のひとつとなっています。